日々の記録

アニメと読書の感想をメインにしたブログです。 ☆ゆるゆるっと更新中です☆


今回は、キノのお師匠さんの若い頃のお話でした。

キノとエルメスは、大きな時計塔がある国へと向かっていました。そこはキノの師匠が、かって訪れたこともある国でした。そこでは、大きな時計塔にお役所が集まっていて、中でも警察が大きな力を持っている国でした。師匠とその頃の相棒は、前の国で手に入れたものをそこで売りさばこうとします。

ところが、相棒が警官にはめられて不正薬物を所持していた疑いで逮捕されてしまいました。師匠は表面上は、警官に従ってふりをして、牢の中に相棒を残したまま出国しました。しかし、夜の闇紛れて師匠は再びその国に潜入しました。そして、無事に牢獄の相棒と助け出しました。

しかし、この2人は単にその国から脱出しようとはしませんでした。なんと時計塔の頂上に大量の武器と食料を持ち込んで、そこに籠城して戦うことにしたのです。警察はそんな2人を何とか排除しようとします。しかし、師匠と相棒の射撃は巧みで、警官を1人も殺すことなく傷つけました。

そして何日もが経過しました。それでも師匠たちは、戦い続けています。そんな状況に、ついに警察が音を上げました。
そんな警察を相手に、師匠たちは自分たちが退去してあげる料金を請求しました。完全に戦意を喪失していた警察は、それに従うことしかできませんでした。

そして、今回キノとエルメスはその国へとやって来ました。そこは師匠が訪れた時とは違い、平和で穏やかな国になっていました。その上、師匠と相棒の2人は腐敗した政府から民衆を救った英雄に祭り上げられていました。そんな話をキノに聞かせてくれた老人も、足に古傷がありました。どうやら彼も、その時に師匠に撃たれた1人だったようです。(^^;

というわけで、師匠たちに痛い目に遭わされながらも、ちゃっかりと自分たちの都合良く歴史を語り継いでいる国のお話でした。(^^;
今回は、キノとエルメスはほぼ出番なし。(^^;

キノとエルメスは、深い霧の中で身動きがとれなくなっています。その間に、別の場所で別のお話が展開します。

ある旅商人たちの一団の中に、奴隷として使われている少女がいました。彼女は商人たちが前の国で取引をした時、不足した代金の代わりにと差し出されたものでした。その国で孤児だった少女は、体よく厄介払いされる形で商人に売られてしまったのです。(;_;)

少女のいた国では、全員がある宗教を信じていました。それは何が起きても何をされても、誰も憎まず愛するようにしなさいという教えでした。少女はその教えを忠実に守り、商人たちにどれだけこき使われ罵倒されても、黙々と耐え続けていました。

商人たちの少女に対する扱いは、日に日に悪化して、ついに商人たちの代表の子供が、その奴隷を自分に譲って欲しいと言い出しました。なんと彼は、少女をためらいなく残虐に殺すことで、これから先に商人たちのリーダーとなった時に備えたいというのです。

彼の親は、それをあっさりと認めただけでなく、それを褒め称えました。その時、少女はあることを思い出しました。
今、商人たちが食べている夕食に入れた野菜の中に、毒があるものが混じっていたのです。それを少女はみんなに伝えようとして、思わずとどまってしまいました。そんな自分を恥じた少女は、自ら毒の入った食事を食べて命を絶とうとします。

しかし、それは商人が投げつけた石のせいで、果たせませんでした。頭に石をぶつけられて気絶していた少女が目を覚ますと、そこには毒を食べて死んでしまった商人たちがいました。その中の1人は、かろうじてまだ息がありましたが、少女をだまして銃を持たせて、自ら命を絶ったのでした。

こうして少女は、誰もいない荒野で1人になってしまいました。と思ったら、どこからか少女を呼ぶ声がします。それは、商人の荷物の中にあったモトラドでした。彼は少女に話しかけて、少女にこれからどうしたらいいかを教えました。人は寿命が来ればいずれ必ず死ぬ。だから、そのためには生き続けなければいけないとモトラドは教えました。

そしてモトラドに教えられて、商人のトラックを運転した少女は、商人たちの残した荷物を持って旅立ちました。
そして時は流れ、少女はある村で写真家として暮らしていました。名前を持たなかった少女は、そこでフォトと呼ばれていました。これまで不運続きだった少女は、そこでようやく落ち着き場所を見つけたようです。

今回、キノとエルメスは完全にいらない子でしたね。(^^;
それとも、これからの展開でキノとフォトが出会ったりするのかなあ。
今回は、大統領になった旅人の博物館がある国と、嘘つきたちの国のお話でした。

キノと同じような旅人が大統領になった国で、キノとエルメスは博物館を見学していました。その国の住人は、博物館をキノたちに誇らしげにみせますが、いろいろと勘違いしていることも多くて、キノたちは苦笑いするしかありません。

その国では、キノと同じように旅人だった人が定住して大統領になっていました。その人もキノと同じように、モトラドに乗って旅をしていました。その人はすでに亡くなりましたが、相棒のモトラドは博物館の奥深くに大切に保管されていました。しかし、モトラドの願いは大切に展示されることではなく、自由に大地を走り回ることでした。

キノには、そのモトラドの夢をかなえてあげることは出来ませんでしたが、あちこち旅する生活に憧れる旅館の子供が、もしかしたらモトラドを救ってくれるのかもしれません。

後半は、横暴な君主に支配されていたけれど、住人が革命を起こした国です。その国の入り口で、キノはこの国から去った恋人を待ち続けている青年と出会いました。町の人たちと会って話を聞いたキノは、実は青年が待つ恋人は、お忍びで青年のもとを訪れていた王女だったこと。そして、革命派のリーダーだった青年は、自らの手で彼女に手榴弾を投げつけて殺してしまったことを知りました。

その青年に、献身的に尽くす家政婦さんがいました。彼女は旅人としてこの国にやって来て、青年の世話することになりました。しかし彼女の本当の姿は、革命の前兆を知って国外へと逃げ延びていた王女=青年の恋人だったのです。一度は国外に逃げ延びた王女は、悩んだ末に青年の元に帰ってきました。青年は彼女が自分の恋人だとは気づいていないようですが、彼女はそれでも十分に満足なのでした。

これで終わりかと思ったら、キノが出国しようとした時、青年が追いかけてきました。青年はキノに伝えたいことがあったのです。心が壊れてしまったように見えた青年は、実は正気でした。彼は家政婦が恋人だと知りつつ、正気を失ったふりを続けていたのでした。というわけで、キノがこの国で出会った人たちは、みんな嘘つきだったのでした。

今回、タイトルが「嘘つき達の国」だったので、最初に登場した国がその国なのかと思って戸惑いました。(^^;
最初の国が何の国なのかわかるように、サブタイトルを2つにしてもよかったんじゃないかなあ。
今回は、キノの旅というより、シズの旅といった感じのお話でした。(^^;

シズは船の国と呼ばれる、大きな船で各地を回り交易をしている国に到着しました。そこでは、仕事と引き換えに旅人も運んでくれます。船の国は民衆を管理する一団と、彼らに支配される民衆から構成されています。管理者がシズに提示した仕事は民衆の監視でしたが、シズはそれを断り民衆の中で一緒に働く道を選びました。

そしてシズには、案内人(監視人?)としてティーという女の子がつけられました。民衆の間で、シズは快く迎え入れられました。ティーはいつもシズの側にいますが、無口でほとんど口をききません。船の国で生活するうちに、シズは船がかなり傷んでいることに気がつきました。

ティーから聞き出した情報を確信したシズは、このままではいずれ船の国が沈んでしまうと判断しました。シズはそれを是正するために、管理者の元へと向かいます。しかし管理者は、それを聞き入れませんでした。彼らは、この国には何の問題もないと言うのです。しかし、シズはそれでも納得できません。

そしてシズは、強行突破して管理者の元へと向かいます。そこに立ちはだかったのが、同じく旅人してやって来ていたキノでした。シズとキノは、お互いを確認したところで戦いを止めました。そしてシズは、管理者の元へとやって来ました。しかし、管理者は全ての権限をシズに委ねると、姿を消してしまいました。

船の国を陸地につけたシズは、民衆にこの国がいずれ沈んでしまうと教えました。しかし、誰もシズの言葉を信じないだけでなく、彼らは船以外の場所で暮らそうとは思っていませんでした。そしてシズの前には、ティーだけが残りました。しかし、そのティーもシズに刃を向けました。船の国を訪れた旅人の子供として生まれ、船の国でも浮いた存在だったティーには船の国しか居場所がなかったのです。

傷つきながらもシズは、そんなティーを受け入れました。そしてティーは、これまで船の国では得られなかった、自分を受け入れてくれる場所を見つけました。シズはキノの手当を受けて、一命を取り留めました。キノとシズは、この先また顔を合わせることもあるかもしれませんが、その時は2人ともどう変わっているのでしょうか。

支配されて管理されることに慣れてしまった民衆は、自分の見たいものだけをみて、聞きたいものだけを聞き、間近に迫る危険も認めようとはしないという、ちょっと考えさせられるお話でした。
ようやく放映分に追いついた。(^^;

今回は常に大地を移動している国のお話でした。この設定を見た時、島本和彦さんの「炎の転校生」の大陸学園高校を思い出しました。こっちは移動しながら、他の学園を破壊していましたが。(^^;

キノは何やら困っている様子。でも何に困っているのかはわかりません。そこへ不思議な地響きが。
なにかと思えば、なんと国自体が巨大なキャタピラで移動している音でした。キノはエルメスと共に、その国の客人となりました。

その国では、ものすごく科学技術が進んでいて人々は快適な生活をしています。でもエネルギーに余裕がありすぎて、常に移動してないと余計なエネルギーを消費することができません。そこでこの国は、常に陸地を移動し続けているのでした。

ところが、その前方に大きな壁を築いた国が現れました。動く国の担当者は、その国と交渉して国の中を通過させてもらおうとします。ところが、相手の国はそれを聞き入れません。・・・まあ、ある意味当然の反応ですよね。(^^;
そこで動く国は、そのまま壁へと突撃します。相手は動く国を砲撃してきますが、それくらいの攻撃では傷一つつきません。

そして動く国は、強力なレーザーで壁を壊して、通行を拒否した国へと侵入します。それでも侵入された国はあきらめず、今度はミサイルランチャーで攻撃してきました。攻撃そのものは、たいしたダメージを与えませんでしたが、子供たちが壁に描いた絵が汚れてしまいました。それを阻止するために、キノがミサイルの誘導者をピンポイントで狙撃するのでした。

そのおかげで、動く国は無事に壁を築いた国を通過することができました。そしてキノは、動く国から去りました。キノから見たら、動く国も壁を作る国も迷惑な存在でした。でも動く国のおかげで壁が壊されたのは、キノ旅にとっては好都合だったようですが。
あれ⁉︎、第2話の感想がないと思ったら、下書きモードのままでした。(^^;
今回キノとエルメスがやって来たのは、闘技場で旅人を戦わせる国でした。

旅の途中で、キノは出会った女性から素晴らしい国があると聞きました。次に到着するのがその国だったのですが、そこはキノが聞いたのとは全く違った国でした。王様が代わって以来、その国はならず者の集まる場所になっていました。そして事情を知らない旅人を招き入れては、闘技場で戦わせていたのでした。

国の門番からそれを聞かされたキノは、あえて自分から戦う道を選びました。コロシアムでの戦いに、キノは次々と勝ち続けます。しかし、どの戦いでもキノは対戦相手を殺さず、相手に降伏を勧めるのでした。そしてキノは、ついに決勝戦まで勝ち進みました。

決勝戦の相手は、シズという日本刀を携えた青年でした。その腕前はかなりのものでしたが、それでもキノは引き下がりません。ここまで誰も殺さずにきたキノでしたが、ただ1人殺したい者がいたのです。シズとの戦いの中で、キノはその者を殺害しました。それは、こんな制度を決めたこの国の王様でした。

王様がいなくなった国は、あっという間に殺戮の場と化してしまいました。キノが次の王になるのは、戦って生き残った者だと宣言したからです。

そしてキノは、この国から立ち去りました。その途中で、決勝戦で戦った青年と出会いました。彼はあの国の国王の息子だったのです。父の無法を止めるために、シズはあの国に乗り込んでいたのです。キノが王様を殺したことで、彼の目的も達せられました。そんなシズが連れていたしゃべる犬・陸と、エルメスのやり取りも楽しかったです。

そうそう。このお話では、それまで性別不明な感じだったキノが、女の子だったことがわかりました。この設定って前にアニメ化された時にも明かされてたっけ!?と過去の感想(なんと2005年に視聴!)を読み返したら^^;、やっぱり途中で明かされていました。(^^; 完全に忘れてました。(笑)
録画忘れて見逃していた「キノの旅」をamazonプライムビデオで補完。(^^;

前にアニメ化された時とキャストが代わっていたので、最初ちょっと戸惑いましたが、すぐに慣れました。
今回キノとエルメスがやって来たのは、人を殺すことができる国でした。さぞ殺伐とした国なのかと思いきや、街の中は平和そのもの。人々は親切で、お互いに助け合って暮らしています。でも、ちょっと気になるのは、誰もがみんな手近なところに武器を持っていること・・・。

キノは予定していた3日間の滞在期間を終えて、街を出発しようとします。そこにトラブル発生です!
この街に入る前に声をかけてきたお兄ちゃんが、街に入るなりキノに難癖を付けてきたのです。彼は銃を抜いてキノを殺そうとしますが、キノには戦う気がありません。

そんなお兄ちゃんを黙らせたのは、武器を手に集まってきた街の人々でした。彼らはいつもは平和に穏やかに暮らしています。しかし、誰かが人を殺そうとした時、彼らはそれを許さず確実にその人を殺していたのです。キノに銃を向けたことが原因で、そのお兄ちゃんは命を落としました。

人を殺すことができる国というのは、誰彼なしに殺し合っている国ではなく、誰かの命を奪おうとする者がいた時、それを容赦せずに殺してしまう国だったのでした。

どこを目指すともなく旅を続けているキノですが、次はどんな場所がキノとエルメルを待っているのでしょうか。
劇場版 キノの旅 何かをするために-life goes on.-本編では語られなかった、キノの師匠が登場するお話でした。

殺されそうになって町から逃げ出したキノは、森の中に一人で住んでいる師匠と呼ばれるおばあさんと暮らしていました。キノはまだ女の子の格好をしています。銃の扱いや旅の心得は、ここで暮らしながら師匠がキノに教えてくれたようです。

キノは、キノがキノになったきっかけの男のキノのことがずっと気にかかっていたようです。ある日、キノと同じコートを着た旅人を目撃したキノは、どうしてもキノが住んでいたらしい国に行きたくなってしまいました。
師匠と別れ旅をしたキノは、一軒の家にたどり着きました。そこには一人のおばあさんが住んでいました。
キノがコートを受け取った事情を話すと、おばあさんの態度が急変します。おばあさんは、息子の敵としてキノを殺そうとしたのです。危うく難を逃れたキノは、そのおばあさんが息子を失って殺人鬼になってしまっていたことを知るのでした。

これはキノがキノになるまでの物語でした。相変わらず独特の雰囲気があって、久しぶりにキノの世界を楽しむことが出来ました。もっとキノとエルメスの旅が見てみたいです。
次にキノが訪れた国は、旅人にとって最悪の国として知られている国のはずでした。ところが、実際にキノがそこを訪れてみると、人々は旅人のやさしくキノを丁重にもてなしてくれます。

その町で、キノはさくらという女の子と知り合いました。さくらの夢は、両親が経営している旅館をついで、町で一番の観光案内人になることです。
さくらはキノを連れてあちこち町を案内します。そのおかげで、キノはとても楽しい日々を過ごすことができました。

出発を予定していた日、キノは初めて出発するのを延期したいと思いました。しかし、町の人々はそれを許しませんでした。その夜、キノは異変を感じて目を覚ましました。さっきまでキノが滞在していた町が火砕流にのまれて滅んでゆくところでした。

町の人々は町が滅びてしまうことを知っていたのです。しかし、彼らはそこから離れて暮らしてゆくことなど考えられませんでした。そして彼らは町と運命を共にしたのです。
キノの腰には、今でもその町でもらった森の人と呼ばれる銃がつけられています。キノにこの銃を渡した老人は、せめて銃だけでもキノと一緒に旅をしてもらいたかったのでしょうか。

キノの旅-the Beautiful world-6(廉価版)
キノはおびただしい死体を見つけました。その死体がどうしてあるのか、その答えはその先にある国にありました。

今回キノが訪れた国では、長い間2つの国が争っていました。ところが、15年前から2つの国の間に戦争は行われているものの、一人の死者も出ていないのです。その答えは、歴史博物館にありました。
15年前に、2つの国の女性から同じ提案が出されました。これ以上、お互いに死者を出さないように側にある別の国を一緒に攻撃することに決めたのです。戦争の結果は、その国をより滅ぼした方が勝者となるのです。

キノはそのやり方に納得できなかったものの、そのまま町を出ました。そんなキノを待ちかまえていたのは、攻め滅ぼされている国の住民たちでした。彼らは、自分たちの復讐心を満足させるために、無関係な旅人を捕まえては殺していたのでした。

キノは、自分のみを守るためにやむなく銃を使って敵を倒しました。それでキノは助かることができましたが、キノのやったことは先ほどの虐殺をしていた国の人々のやっていることとどれほどの違いがあるのでしょうか。

旅に一番必要なことは何だと思う。多くの人がキノに尋ねました。命を失わないこと。キノは答えました。

この作品を見ているといろいろと考えさせられます。キノの旅は、今現実に生きている私たちの人生そのもののように思えます。旅の間にキノが出会う人々のなんと愚かしくて愛しいことでしょうか。

今回、キノの過去が少し描かれました。何も知らない少女だったキノに旅の仕方を教えて育て上げた師匠がいたのです。以前にも師匠という名前だけはキノが口にしていましたが、まさかおばあさんだとは思いませんでした。
師匠はキノに、命を失わないことを教えたんでしょうね。そのおかげで、今日もキノは命を失わずに旅を続けています。

今回のお話の中では、賢者の話がとても興味深かったです。最低限の生理的な欲求を満たすことだけを考えているものが本当に賢者なのでしょうか。その男は、とある国の実験の哀れな犠牲者だったわけですが、最後の最後で感情を取り戻すことができて彼は幸せだったのでしょうか。

キノの旅-the Beautiful World-廉価版 V
キノは機械文明が発達した国を探しているうちに、一人のおばあさんと知り合いました。

おばあさんは、一組の夫妻と子供を世話するために作られた機械人形だというのです。しかし、キノにはどうしてもおばあさんが機械には見えません。一方、夫妻と子供はおばあさんがせっかく作ってくれたおいしい料理にも一切手をつけようとしません。込み入ったことを聞いても、同じことを繰り返すばかりです。

そんな時、おばあさんが倒れました。おばあさんは、やはり機械人形ではなく人間だったのです。そのまま老衰でおばあさんは亡くなってしまいました。おばあさんが亡くなった後、夫妻はその秘密をキノに話します。

おばあさんは優秀な工学者でした。毎日研究を重ね、ようやく完璧な機械人形を完成させた時に国にテロが起こって夫と子供を失ってしまいました。そして、おばあさん自身もテロに巻き込まれ負傷し記憶を失ってしまいました。それ以来、機械人形たちはおばあさんの主人という役割を演じ続けてきたのです。

おばあさんがいなくなった時、機械人形たちはキノのお役に立ちたいと申し出ます。しかし、キノが機械たちにお願いしたいことは何もありませんでした。存在の意義を失った機械たちは、自ら湖に身を投げました。

今回キノとエルメスが訪れたのは、本の国でした。

この国では、批評家たちが読んでもいい本を選別しているのです。国民が読んでいいのは、読んでもいいとされた危険な思想の書かれていない本だけです。

キノは砂漠を旅する途中で行き倒れている人と出会いました。その人からもらった本を持って、キノは本の国へと訪れました。この国では、持ち込んだ本の数だけ本を借りることができるのです。
キノが持ち込んだ本は、レジスタンスと関わりのある本でした。この本の持ち主は、城への秘密の出入り口を知っていたのです。
その後、キノは偶然城への入り口の鍵を手に入れました。その鍵を使って城に入り込んだキノが見たものは、それぞれの夢の中に生きる人々でした。

今回のお話は、現実と虚構が入り交じっていて、どこまでが現実で、どこからが虚構だったのかがはっきりしません。見ているうちに、見ている自分自身が物語の登場人物ではないかと思えてきました。
本はいろいろなことを教えてくれたり、楽しませてくれたり、時には慰めであったりしますが、あまりのめり込むのは考え物ということでしょうか。

キノの旅-the Beautiful world-4(廉価版)
空を飛びたいニーミャの物語でした。

キノの住んでいる世界設定が今ひとつわからないのですが、この世界ではオートバイはあるのにまだ飛行機は作られていないんでしょうか。キノが今までに旅した国の中に、何でも自動化されている国がありましたが、あれだけ科学が発達した国がありながら飛行機がないのが不思議な感じでした。

ニーミャは飛行機のテスト飛行をしたかったのですが、そのためには長い滑走路が必要でした。しかし、ニーミャの住んでいる国では、建国の神様の像をどけなければ滑走路を用意することはできません。
ニーミャは何度も国長に像をどけてくれるようにお願いにいきますが、空を飛べることなんて全く信じていない国長は許可してくれません。

そんな時に、この国にキノがやってきました。キノのアイディアでジャンプ台と推進剤を取り付ければ、像をどかさなくても空を飛べるかもしれません。しかし、国長の命令で明日には飛行機を廃棄しなければならなくなってしまいました。
ニーミャは夜のうちに準備を整え、翌朝の早朝に空に飛び立ちました。飛行機は見事空を飛ぶことに成功し、ニーミャは人々から魔法使いと呼ばれる有様です。

ニーミャが空を飛んでいる時の様子が、とても気持ちよさそうでした。今まで考えてきたことや努力してきたことが無駄にならずに、本当によかったですね。

前回に引き続き、とある町で戦いに巻き込まれてしまったキノのお話です。

前王を殺した王子は、前王を殺した時からもうおかしくなっていたのかもしれませんね。誰も信じることができずに、二人の王子をかばった王妃までも殺してしまいます。

キノの戦いは続きます。どうやらキノには、戦い方を教えてくれた師匠がいるらしいです。これからのお話でその師匠のことが語られることもあるのでしょうか。
準決勝でキノの戦った女性は、母親の誕生日に白い花を国中がささげてくれることを望んでいました。しかし、キノが降参をすすめた時、彼女は王によって殺されてしまいました。

次にキノが戦ったのは、この国を追われた王子でした。彼は拳銃の弾さえ受け付けないとんでもない剣士でしたが、キノの強さはさらにそれを上回っていたのでした。そして彼の戦いの中、キノは王を暗殺してしまいます。
そして、キノがこの国に残した決まりは、この国の1級市民同士が殺し合うことでした。キノは途中で知り合った夫婦の敵討ちがしたかったのでしょうか。

今回のお話では、人間の言葉を話す犬とモトラドのエルメスのやり取りがおもしろかったです。

キノの旅-the Beautiful world-3(廉価版)
今回キノがやってきた町は、町にやってきたものを有無を言わせず戦わせるというとんでもない町でした。

戦いを拒否すれば、奴隷として一生こき使われる。戦いに優勝すれば、1級市民としてこの町で暮らすことができるのです。しかし、その途中の戦いで負けてしまえば相手に殺されることになります。

キノのような女の子が、ここで一癖ありそうな連中と戦ってゆけるのか心配でしたが、キノは下手な暗殺者よりも強いのでした。これだけの戦闘力を、キノは一体どこで身につけたのでしょうか。

キノは何とか1回戦、2回戦を勝ち残り、準決勝まで進出することができました。しかし、そこに残ったメンバーは手強そうな人ばかりです。果たしてキノは、このメンバーと戦って生き残ることができるのでしょうか。

線路の上を旅するうちに、キノは3人の老人と出会いました。

一人目の老人は、線路を磨いていました。いつか使うことがあるかもしれないと会社に言われたから。
二人目の老人は、線路を解体していました。もうその線路を使わないからと会社に言われたから。
三人目の老人は、線路を敷設していました。また、そこに線路を引くように会社に言われたから。

出会った老人にキノは、仕事をしなくてもいい国の話をしました。その国では、仕事をする必要はないのですが、人間にはストレスが必要だということで、機械のやった仕事を確認する無意味な行為が人間の仕事なのでした。

線路の上の老人たちも仕事をしなくていい国の人たちも、やっていることは本質的に同じことでした。私たちは彼らを笑うことができるでしょうか?

次にキノが訪れたのは、多数決で物事を決定する国でした。ずっと多数決で物事を決定して、反対した者を死刑にしてきたその国では、いつの間にかたった一人の人間しかいなくなってしまいました。
たった一人残ったその人は、キノたちに国に残るようにお願いします。しかし、キノたちは町から去ることに賛成しました。反対した男は、自ら命を絶ちました。

今回のお話も、何気なく生きている日常の中でふと考えさせられるようなお話でした。

キノの旅-the Beautiful world-2(廉価版)キノがキノになるまでのお話でした。

少し不思議な物語の雰囲気がとてもいいです。今回はキノの過去が語られました。キノは最初からキノだったわけではなく、大人の国から逃げ出した時に今のキノになったんですね。

キノになる前のキノは花の名前を持った女の子でした。そこは12歳になると頭の手術を受けて、嫌いな仕事でも笑ってこなせるようになる国。どんな仕事でもいわれた通りすることになる国。

旅人のキノが現れたことで、少女は自分の未来に疑問を持ちます。しかし、両親に大人になる手術を受けたくないと言った時、それは異常な驚きを持って受け入れられました。この国では、それを拒否する子供は失敗作として殺されてしまうのです。

危うく殺されそうになったキノを救ったのは、旅人のキノでした。しかし、少女キノを救ったために、旅人のキノは殺されてしまいます。少女キノは、エルメスと共に大人の国から逃げ出し、旅人のキノになったのでした。

今のキノと少女のキノでは風貌が違いますが、きっと旅する間にいろいろなことがあったんでしょうね。キノが毎日拳銃の抜き打ちの練習を欠かさないのも、それが明日も旅するために必要なことだからでしょうか。

1つの予言書にまつわるお話でした。終末の日を迎えようとしている国、伝統を求めている国、悲しみの歌を歌い続けている国、そして予言にある国を滅ぼそうとしている国。

猫好きな私としては、伝統の国の猫耳ダンスが一番気に入りました。(^^;
町の人みんなが猫耳ダンスを踊って旅人を楽しませてくれる国っていうのは、ちょっといいかも。キノも一緒に踊ればよかったのになあ。

終末を迎えようとしている国では、どうしてみんなが司祭の言葉を信じてしまったのでしょうか。みんな、世界が終わることを望んでいたのでしょうか。
予言にある国を滅ぼそうとしている国もそうです。みんな、その国を滅ぼす口実を探していたのでしょうか。

悲しみの国は、どうしていつまでも悲しみの歌を歌い続けることにしたのでしょうか。喜びに満ちあふれた歌を歌うことだってできたはずなのに。

雪の中で遭難している男たちを、キノが助けるお話でした。

食料にするためにキノがウサギを狩る場面が、何となく残酷な感じでした。しかし、考えてみれば直接手をくだしてはいませんが、私たちが生きているということは他の生き物を犠牲にしながら生き延びていることでもあるですよね。

いまだにわからないのですが、キノは男の子なのでしょうか。それとも女の子なのでしょうか。
見た目の雰囲気は男の子なのですが、今回指輪をもらってよろこんでいるみたいだったし、もしかして女の子なのかなあ。

キノが助けた男たちは人買いでした。彼らは雪の中で生き延びるために、捕まえた子供たちを食べて飢えをしのいでいたのです。食料にするために狩られたウサギ。食料にされた子供たち。どちらも同じように食べられてしまいました。キノに倒された男たちによって。

今回のお話は、命について考えさせられました。食料にされたウサギと子供。キノに倒された男たち。死の前では、どの命もみな平等なんだと思いました。

キノの旅-the Beautiful world-1(廉価版)
キノという少年(?)と話をするバイク、エルメスの物語です。

キノがどうして旅をしているのかはわかりませんが、自然と物語に引き込まれました。話ができるオートバイという設定はおもしろいですね。最初、キノが何と話をしているのか全然わからなかったので、独り言を言っているのかと思いました。

第1話では、キノが人の痛みがわかる国を訪れました。この国は科学がとても発達していて、あらゆる作業をロボットがやってくれます。とても便利なのですが、不思議なことに人の気配がありません。
やがてキノは、この町の人たちが科学者が発明した人の気持ちがわかる薬のせいで、人と人が一緒に暮らしてゆけなくなってしまったことを知りました。

人の気持ちがわかる、一見すばらしいことのように思えますが、どんなささいなことも知られてしまうのでは、かえって争いの元になってしまいました。何事もほどほどが大切ということでしょうか。

なかなか雰囲気のいい作品なので、次のお話を見るのが楽しみです。